紀伊半島半周ツー（出発まで）

9月１日～３日までかけて行ってきた、
はじめての本格長距離ツーリング・「紀伊半島半周ツー」。
どたばたですが、まとめてみます。

笑いあり（？）、涙あり（？）の珍道中記、期待せずにお楽しみください。

＜一月前＞

　大学の友人であるトスオに
「原付で紀伊半島一周の旅に行くんやけど、一緒にいかねぇ？」
と誘われ、二つ返事でOK。
しかし、夏休みとはいえお互い研究やらなんやらでまとまった時間をとるのが難しい。
8月後半か9月の頭にでも行こう、という話になってその場はお開き。


＜一週間前＞

　トスオからのメール。

「一週間後の9月1日から行くことになったから。」

なかなか一方的。
しかし、俺は長期ツーリングの経験はない。
もう一人、まーにしという参加者がいて、そいつとトスオは去年中国地方一周ツーに出かけている経験者。
このメンバーに、今年から原付を持ち始めた俺が参加するのであって、
優先順位は当然俺が一番下。
なんとか予定を繰って9月1日～3日まではギリギリ空けられる。
その旨を連絡すると

「いや、一週間かけていくし。」

なんですと！？
今までいろんな人のツーリング体験記とか読んできましたが、
近場で一週間もかけてってのはかなり長い気がする。
まあ言うても仕方ない。
どっちにしろ俺は１～３日までしか空けられないので、
俺一人だけ途中で離脱する「紀伊半島半周ツー」に変更。

大体最初の二日で神戸から和歌山最南端ぐらいまで行く予定との事なので
俺一人、前二日で来た道のりを一日で帰らねばならないことに。
う～ん、ハードかもしれないが、こういうのもいいかも。


＜二日前＞
もう少し予定を検討してみると、どうやら潮岬付近で止まるよりも、
もっと三重側まで進んだほうが紀伊半島の中を突っ切って早く帰ってこられそう。

というわけで、
一日目は、和歌山田辺付近まで。
二日目は、三重のどこかまで（体調次第）。
三日目は、三重から山を突っ切って神戸へ。
という計画が出来上がっていました。

で、天気予報によると、その三日間ほとんど雨。
もともと雨天時に乗ることは計算に入っていないニコカブ。
水がかかるとシートぐしょぐしょで、そのまま座ると単純一軸圧密試験状態でお尻がべちゃべちゃに。
サイドバッグも全然防水無加工。真横から大量の水を被ることがあれば一気に浸水。
大体、スクーターのようなメットインがないから荷物は当然リアキャリア＝雨除けなし。
とりあえずダイソーに直行。雨よけグッズと便利グッズを探しました。
結局、荷物を縛りつけるためのゴムひもと、雨カバー（？）的なものを購入。
これでリアキャリアに積んでいる荷物は安心。
サイドバッグにはこれらの雨具しか積まないようにすれば濡れても無問題だし。
それに、ほら、俺雨男じゃないからそんなに酷い雨には遭わないでしょう。


＜当日＞
予定では、明石から走ってくるまーにしのことを考慮して、
九時にJR六甲道に集合して出発することになっていた。
しかし、前日にトスオからメール。

「注文したデジカメが到着してから出発するから10時に俺んち集合で」

わがままさんか！

まあ、朝が遅くなるのは早起き苦手な俺としてはありがたい限り。
10時5分前にはトスオんち着。
まーにし未到着。

だ「で、カメラは何時につくの？10時？」
ト「わからん。商品は神戸についてるっぽいけど。」
だ「時間指定とかしなかったわけ？」
ト「うん」
だ「なら自分で取りに行ったほうが早くね？」

というわけで宅配会社に電話し、まーにし到着後すぐ出発。
ここで今回の参加者と愛車を紹介。

だいやん：リトルカブ










↑ツーリングバージョン。後ろに荷物を詰めたリュックを縛り付けている。


トスオ：SCOOPY










↑姉からのお下がりらしく可愛らしい。こいつにそんなに似合わない。


まーにし：DIO












↑「今日から俺は！」ファンの俺としては、原付乗るならきっとDio君だと思ってました。


俺以外はみんなスクーター。（でも全員ホンダ製☆）
スタート時のメーターは11870.4km。
これからどんな旅になるのやら。
とりあえず、出発しました。













続く